ランニングスコアの記入方法

このページではランニングスコアの書き方を、実際の記入例ものせながら解説しています。スコアブック、オフィシャルで用意されているスコアシートなどに記入する際参考にしてください。

ランニングスコア

ランニングスコア記入の流れ

ランニングスコアの記入には大きく分けて3つの段階があります。

1.試合前の準備と試合開始時の確認
2.試合中の記入
3.試合後の記入

試合が始まるまでにスターティングファイブの記載等スコアシートの準備をすませ、試合中は得点やファウルの記録をし、試合後はスコアシートを完成させる(しめると言うこともあります)という流れです。

1.試合開始前の準備と試合開始時

まず赤と黒の筆記具が用意されていることを確認します。試合開始前の記入は一部をのぞいて黒で行います。

大会名、場所、日付、チーム名、選手名、背番号等を記入しておきます。公式の大会のオフィシャルで記入する場合はすでに記入されたシートが用意されていることが多いです。

大会名等

オフィシャルでスコアシートを記入する場合は、試合開始前にコーチ(いなければキャプテン)がスターティングファイブ(いわゆるスタメン)を申し出てきますので、Pl-inの欄に×印を記入します。

Pl-inの×

また、選手名の欄にキャプテンの記載がない場合は、この時コーチにキャプテンを確認して名前の後に(CAP)と記載します。

CAPの記載

その後コーチに記載された内容を確認してもらい、サインをもらいます。

コーチのサイン

トスアップの前にスターティングファイブに間違いがないか確認し、間違いがなければ先ほどPl-inの欄に書いた×印を○で囲みます(この○印は赤で記入し、そのまま赤い筆記具を持って1ピリオドの記録に進みます)。スターティングファイブが違う場合は審判に知らせ修正します。

スタメンを○で囲む

これで試合前の準備は完了です。

2.試合中の記入

第1ピリオドと第3ピリオドは赤で、第2ピリオドと第4ピリオドは黒で記入します。

タイムアウト

個人ファウルを記入する欄の上がタイムアウトの記録を記入する欄です。左から前半の2回分、後半の3回分、延長1回分×3の合計8個の欄が用意されています。この欄にはタイムアウトを取った時の経過時間を記載します。ただし秒は考えず、分単位で考えます。残り4分30秒でタイムアウトを取った場合は6分経過しているとして6と、残り0分30秒で取った場合は10分経過しているとして10と記載します。

タイムアウトを使わずに余った欄はハーフタイムになったときとゲーム終了時に二本線を引きます。

タイムアウト

プレイヤーのファウル

Pl-inの右の欄、ファウルの場所には個人ファウルを記録していきます。普通のファウル(パーソナルファウル)の場合Pを、テクニカルファウルの場合はTをアンスポーツマンライクファウルの場合はUを、ディスクォリファイングファウルの場合はDを記入します。アンスポを二回やってしまい退場になった場合は、残りの欄をDで埋めます。

ファウル

ファウルによってフリースローが行われる場合は、与えられるフリースローの本数を記入した文字の右下に記入します。スリーポイントシュートに対してのファウルでシュートが外れフリースローが3本になった場合は3と、シュートが決まってバスケットカウントになった場合はフリースローが1本なので1と記入します。T(テクニカル)やU(アンスポ)には自動的に2本フリースローが与えられるので2と記入します。

フリースローの数

個人の累積が5回になった時はその選手は退場になるので、オフィシャルの場合は5つ目のファウルを記録する時に審判に伝えます。

コーチのファウル

コーチのサイン欄の右の枠には、コーチのファウルを記入します。コーチ自身のテクニカルファウルにはCを、それ以外のコーチに記録されるテクニカルファウル(ベンチテクニカル、ファイティングなど)はBと記入します。コーチ自身のテクニカルが2個になった場合、その他のコーチに記録されるテクニカルが3個になった場合コーチは失格・退場になるのでオフィシャルは審判に伝えます。

コーチのファウル

プレイヤーのファウル、コーチのファウルいずれも、1、2、3ピリオド終了時にはそのピリオドに起こったファウルを線で囲みます。

ファウルを囲む

途中で選手が交代した場合、新しく出場した選手のPl-inの欄に×印を記入します。

出場したら×

チームファウル

プレイヤーのファウルが起こった場合はチームファウルの数字を×で消します。ただしコーチのファウルは含みません。

チームファウル

得点(ランニングスコア)の記入方法

フィールドゴール(2点)が決まった場合、得点の合計の数字を/で消し、得点した選手の番号を記入します。

スリーポイントシュートが決まった場合、得点の合計の数字を/で消し、得点した選手の番号を記入して○で囲みます。

フリースローが決まった場合、得点合計の数字を●で消し、得点した選手の番号を記入する。

得点の書き方

各ピリオド終了時、得点の合計の数字を○で囲み、下に1本太い線を引きます。

ピリオド終了時の得点

試合終了後の記入

試合終了時、得点合計の数を○で囲み、下に太い線二本を引きます。その二本線の下の使わなかった欄は\を引きます。

試合終了時の得点の処理

スコアシート上部(用紙によっては下部に記入欄がある場合もある)に最終スコアを記入します。カッコの内側には上から第1ピリオド、第2ピリオド、第3ピリオド、第4ピリオド、延長の順で得点を記入します。ここに記入する得点はそのピリオドまでの得点合計ではなくて、そのピリオドだけでとった得点合計です。延長を複数回行った場合は、延長での得点を全て合計して記入します。

最終スコア

タイムアウトの空欄に二重線を引きます。

タイムアウト

ファウルの空欄に横線を引きます。選手氏名の記載されている部分は全て横線を引きます。コーチの部分も忘れずに。

ファウルの空欄に横線

全てを記入し終えたら、A.スコアラー、タイマー、24秒オペレーター、スコアラーの順にサインし審判に渡します。(その後審判がスコアシートを確認しサインします)

サイン

ミニバスの場合

ミニバスの場合もほぼ上記と同じ感じで記載できますが、ミニバスのシートには出場時限という欄が作られています。各ピリオド出場した選手に/を、途中交代で出場した選手には\を記入します。

ミニバス出場時限

また、タイムアウトは時間を記入するのではなく×印を書き、使わなかった欄は一重線を引きます。

市民大会等では簡易的な記入方法を採用していることも多いので、その場合は大会主催者や審判の方に確認しながら記入するようにしましょう。

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