ノールックパスをするために
うまい人のパスはいちいちがノールックパスです。パスする方向と視線がずれていることが多い。顔(視線)は左を向いているけど、実は右のほうを見ていたり、顔は上を向いているけど、実は横を見ていたり。
ディフェンスをだます手段としてノールックパスは非常に有効です。「パスする方向と視線の方向をずらす」というノールックパスは、パスする方向も視界に入っていることが多く、少し練習すれば比較的簡単にできると思うので、ぜひ挑戦してみてほしいと思います。右を見ていながら左にパス。左を見ていながら右にパス。そういう練習をするといいです。
ただし視線をズラしてからパスを出すまでに時間がかかってしまうとディフェンスにバレてしまいますから、そこだけは注意したいですね。ディフェンスからすると「わざとこっちを見ないようにしている」ように感じて、パスがきそうな予感がします。視線が自然な形でズレてから不必要な間があかずにパスが出せると、そういったことを防ぐことができます。
難しいのは、視界に入っていないところ(自分の後ろ)へのパスです。体の向きを変えない限り必然的にノールックパスになってしまいます。うまい人は、うしろから走ってくる選手にパスしたりしますよね。それがアシストになったりすると見ているほうも盛り上がります。このようなパスはかなり高度な技術といえますが、成功すると非常に気持ちのいいプレーです。
そのようなパスをするためには、周りの選手がどう動いているかということを「前もって」見ておく必要があります。パスする前のタイミングで見ておき、パスする瞬間には見なくても大まかな位置を把握できている状態にする。すると顔が向いていない位置にもパスすることができるようになります。超高度な技術ですが、できるようになりたいですね。
トレーニングレポート
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