スイッチ(switch)

スイッチ(switch)というのはこちらがマンツーマンディフェンスをしている際に相手のスクリーンプレイをかわすためにマークする選手を交換して対応するディフェンスのこと。例えばマンツーマンディフェンスでオフェンスAに自分が、オフェンスBに味方１がついていたとする。オフェンスA（オフェンスAをマークしている自分）に対してオフェンスBがスクリーンをかけにきた。そのときにスクリーンをかわすことができず、ひっかかってしまう。そこで味方１がスクリーンを使って動いていくオフェンスAをマークし、自分がオフェンスBをマークすることでノーマークを作らせないようにする。これがスイッチ。スチッチディフェンスなどと言われることもある。

交換する際は「スイッチ！」などとお互いに声を出し合い、連絡をとりあってマークマンの交換をするが、「スクリーンにひっかかったからスイッチ」という対応ではうまくスイッチができないことが多い（スイッチのタイミングが遅く、スイッチしきれずに責められてしまう）。そこで大切になってくるのは、スクリーンをかけにいく選手（上の例ならオフェンスB）をマークしている選手の動き。この選手はスクリーンを後ろから見ることができるので、ひっかかりそうかそうでないかを判断することができる。ひっかかりそうな場合は早めにスイッチの準備をしていて、ひっかかった瞬間にすばやくスイッチするなどの対応ができると良い。