エアボール(air ball)
エアボール(air ball)というのはうったシュートがリングやバックボードにかすりもせずに外れることを言います。「うった瞬間エアーになると思った」などと省略されて言われることもあります。
少し前、5年ぶりくらいにバスケをしたという人がシュートをいくらうってもリングから大きくずれてしまいエアボールになってしまうということがありました。しかも届かずにエアボールになるわけではありません。横に大きくずれてしまうんです。届いていなくて方向があっているというのならまだマシだったのですが、方向がずれるのはなかなか修正が大変なようでした。シュートの感覚がにぶすぎて、フリースローでさえリングの端からボール1つ分横にずれてエアボールという感じでしたからね。
たぶん、意識がリングまで届いていなかったのかなと思います。シュートをうって決めるためには、意識をリングに向けてボールがリングまでまっすぐとんでいくイメージを持つことが大切ですが、彼の場合は自分の動作がままならなかったため、意識が自分の体から離れなかったんだと思います。少しでもリングに意識が向いていれば、いくら狙いを定めるのが下手だったとしても、フリースローの距離でうったシュートがリングの端からボールひとつ分横にずるなんてことはないでしょうから。彼は経験者ですし。
そんなエアボールばかりうっていた彼ですが、今ではなかなかシュートが上手になってきて、ゲームでスリーポイントを決めることも多くなってきました。自分の動作と感覚を確かめながら地道にシュート練習してきた結果です。もうエアボールはほとんどありません。シュートは練習すればするほど上手になる。日々のシュート練習を大切にしていきたいですね。
トレーニングレポート
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