オフェンスとリングの間に位置取る
ど素人の挑戦第10回目。この日は12日ぶりの練習となったが、急遽練習試合になったために個人練習をする時間があまり取れなかった。ほんの5分程度シュート練習をして終了。物足りなかったようだ。
練習試合ではディフェンスのときに「ボールとマークマンの両方を見ること」を意識したようだったが、「なかなか難しい」と試合後に言っていた。それはもっともな話で、経験者でもしっかりできている人は少ないように思う。視野の両端でボールとマークマンをとらえる、つまり視線はボールのほうにもマークマンのほうにも向けずにどちらも見るというのだから簡単なことではない。しかも両方同時に動くわけだから、初心者がいきなりやろうとしても失敗してしまうだろう。
だからまずは大原則である「自分のマークマンとリングの間に常に入るようにする」ということに集中して取り組んでみてはどうかとアドバイスした。もちろんボールも意識しなければいけないが、そこよりもマークマン優先で動いてみたほうがいいよと。オフェンスの近くにはいるけど位置取りが良くなくてオフェンスの前のコースが開いていたり、オフェンスのほうがリングに近い位置にいるようなことがまだまだ多い。それをなくしていかなければいけない。
そんな話をしたら「追いかけすぎてはいけない」という話になった。自分は常にオフェンスよりも内側にいなければいけない。それがしっかりできていると、オフェンスはリングに近づこうとして常に自分に向かってくることになる。外側まで追いかけなくても、内側で待っていればオフェンスは勝手に近づいてきてくれるわけだ。近づいてきてくれるというのも何か変だけど。
もちろんケースバイケースではあるが、ディフェンスはスリーポイントラインの外側までオフェンスを追いかける必要はない。むしろ追いかけてはいけない。オフェンスを追いかけて外側に出てしまうとリングに近いところにスペースが生まれてしまう。スペースを埋めるためにもディフェンスはリングに近い位置にいなければいけないのだ。
という話をしたら「次はそれをやってみます!」と言っていた。次の練習までの忘れていないといいけど。
練習試合では、相手が強くなかったこともあってシュートを4、5本うつことができ、そのうちの1本を決めることができた。しかも男子選手相手に。まだたった10回しか練習していない彼女にとってこれはすごいことだったな。
自分が試合に出ていないときも、動き方なんかを経験者に熱心に聞いていた。強い向上心を持っているなと感じる。すばらしい。
トレーニングレポート
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