ボールを持ちすぎたりパスミスをしたりする

2015062601

今回はこちらの記事にいただいたコメントへの返信です。

> あと、ゲーム中のことなんですが、パスやドリブルや
> 先のことを考えてプレーしようと意識してるのですが、
> パスを出すとカットされてしまったり
> ボールをもちすぎてしまいます。考えすぎなのでしょうか?

プレーを見たわけではないので
実際はどうなのかわからないですが、

私のチームにも
「パスカットされたりボールを持ちすぎる人」
がいますので、

その人のプレーを想像しながら
ヒントになりそうなことを
上げてみたいと思います。

パスのタイミングが遅れるのはなぜ?

「ボールを持ちすぎる」ことに関しても、
「パスを出すとカットされてしまう」ことに関しても、
「パスのタイミングが遅い」のが
問題であることが多いようです。

その前のタイミングで
パスを出さなければいけないのに、
余計なドリブルを一回ついてしまってパスが遅れる。

遅れるからディフェンスが間に合って
パスカットされてしまう。

通ってもパスが遅いから
ディフェンスが間に合ってしまっている。

そんな場面が多いです。

そうなってしまうのは、
「考えすぎている」というよりはむしろ、
「次を考えながらプレーしていない」
からではないかと思っています。

私のチームではいつも
「もっと頭を使え」
と言われているということもあって

何かを考えようとはしていて、

自分でも考えている
つもりではいるようなのですが、

実際には
「何も考えることができていない」
みたいです。

それで
行き当たりばったりのプレーが
多くなってしまっています。

気がついたらノーマークだったから
シュートをうった。

気がついたらノーマークの選手がいたから
パスを出した。

気がついたらドライブに行けそうだったから
ドライブした。

そんなプレーが多くなって、

でも自分が気がついた瞬間には
ディフェンスも気が付いていますから、

だいたい反応されてしまいます。

「次」を考えてプレーする

と言っても実際には
その場の状況を見て、判断し、
よいプレーを選択するというように

誰しもが
いきあたりばったりでプレーするのですが、

「いきあたりばったりでプレーするための
 心と体の準備ができているかどうか」

というのが大事になってきます。

「ボールをキャッチする」
ことだけを考えているのと、

「ボールをキャッチしたら次はパスを狙う」
ということを考えているのとでは、

キャッチのしかたに差が出てきますよね。

後ろ向きでキャッチしたらパスが出せないですから、
キャッチと同時に前を向いたりするかもしれません。

そうしたらその分早いタイミングで
コートを見渡すことができるので、
パスのタイミングも早まります。

「キャッチしたらシュートを狙う」
と考えていれば、キャッチのステップが
そのままシュートのためのステップになります。

すると早いタイミングで
シュートがうてるわけですね。

ドリブルをつくにしたって
ただドリブルをついているだけの状態と、

次のパスを狙って
ドリブルをついている状態とでは
また違ってくるわけです。

初めからすぐにパスが出せるように
ドリブルをついていれば、

「持ちすぎる」ということもなく
すぐにパスが出せるようになるかもしれません。

「次の準備ができているかどうか」
ということを考えてみるといいと思います。

「次」がわからない

「次にどうすればいいかわからない」
ということも多いようです。

次のプレーがイメージできなければ
「準備」もすることができません。

また、次のプレーをイメージしても
それが微妙なイメージだったりすると
他の選手とそのイメージを共有できません。

他の選手は
もっといいイメージを持っていること多いからです。

同じ場面を見たとしても
その場面を見た時の「判断」が
違っているということです。

自分はAという場面を見た時にCという判断を下す。

しかし同じようにAという場面を見た味方が
Dという判断を下していたら、
噛み合ったプレーをすることができません。

この判断が「少し違う」というのは別に普通なのですが、
「著しく違う」と全く噛み合わず

味方同士で衝突してしまったり、
他の選手が走る方向とは違う方向にパスをしてしまったり
することになります。

私はより良いプレーのイメージ(判断)を持つために

「自分よりもうまい人が
同じような状況でどういうプレーをしているか
よく観察しろ」
といつも話しています。

自分よりもよい判断をしているであろう人の
プレーをよく観察し、
それを真似するわけです。

「ここでボールを持った時に
いつもどうすればいいかわからなくなる」

という場面があると思うので、
そういう場面で他の選手は
どういうプレーをしているのか、

じっくり観察してみるといいです。

そして似たような状況になったら真似をする。
そういうことを繰り返していきましょう。

ボールの扱いに意識がとらわれすぎないように練習する

「ボールをキャッチする」ことだけに
意識がとらわれていると、
「次のパス」を考えたキャッチングはできません。

「ドリブルをつく」ことだけに
意識がとらわれていると、
「次のパス」を考えたドリブルができません。

ボールを扱うということが無意識でできるように
ボールハンドリング技術を高める
ということも大切です。

というか、それが最も
大切なことであるというか、
全ての前提になるものだと思います。

めちゃくちゃトリッキーな技が
できる必要はないですが、

無意識で扱ってもミスしないくらいの
技術は必要です。

そういうところも地道に練習していきましょう。

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