ある試合のビデオを見て気づいたことメモ
昔ミニバスで教えた子の現在の試合動画を見た時に気づいた点を時系列順にメモったものです。アドバイスを求められたので、いろいろなプレーに対してダメ出しをしてみました。
私は自分のチームの練習動画も毎回確認していますが、そのときは自分自身のプレーに対しても同じようにダメ出しするようにしています。自分のプレーはどうしても肯定的に捉えてしまうので、どちらかと言ったら批判的な見方でみるように意識してプレーをチェックしています。定期的にそういったことをすることでプレーを見直し、ダメなところを改善できるようにしています。
0:48 | シュートモーションが大きい(無駄な予備動作がある)からディフェンスのチェックが間に合う。チェックが間に合って焦ったシュートになるから力む。ディフェンスが間に合っていることを考えるとこのタイミングはシュートをうっちゃいけないタイミング。逆サイドにパスがいい。 |
0:53 | ボールを見ずに戻ってしまっている。常にボールを見ながら! |
0:59 | ディフェンスの足元がフワフワしている印象。実際に簡単に抜かれてしまっている。離しすぎかな。あとセンターのカバーが遅いのと、誰もボールを見ていないという点が気になる。 |
1:08 | みんな猫背。 |
1:31 | センター二人がボールに手を伸ばしていないのが気になる。遠慮していたのか。それとも動けなかったのか。 |
1:32 | 腰から上をひねった片手のパス。ここはチェストパスでパスを出したい。 |
1:35 | 走るコースが良くなく、コートが狭くなってしまっている。特に左サイドは二人かぶっていて、4番は左サイドを見ていない。 |
1:43 | ボールを見ながら戻る。 |
1:46 | すでに前にディフェンスがいるんだからここはレイアップステップではなくて、ギャロップかユーロ的なステップにすればよかったかも。真ん中から走ってきた9番は、ボールから離れるように動くんじゃなくて、後ろのディフェンスを抑えて台形の真ん中でパスを受ける準備をするといい。 |
1:59 | 相手のスピードを考えたら、次のステップはスライドじゃなくてクロスになるってことを頭に入れておかないといけない。なんとなくやってしまうと簡単に抜かれてしまう。 |
2:05 | 7番がカバーに行かずにボールから離れている点、あとセンターのカバーが遅いというか、カバーの意識がないように見える。シュートをうたれたもリバウンドの準備がまったくできていない。 |
2:09 | 4番、ノーマークの選手が見えているのにピックアップが遅れてシュートがうたれてる。離れた位置でシュートチェックのジャンプしても意味が無いので、もっと近寄る努力をしたほうがプレッシャーがかかる。 |
2:23 | 距離が狭いからパスが通っていない。パサーがレシーバー付近の状況をよく見ていないとこういうことになりやすいので、人じゃなくて「状況」を見るようにしたい。 |
2:33 | この状況で抜かれずにとめてくれると味方はとても助かる。 |
2:57 | シューターのシュートモーションがでかすぎるのでディフェンスに反応されてしまっている。体の反射的な動きをうまく使いたい。 |
3:13 | この角度で右手のパスは難しい。この場面は鋭い両手のチェストパスでないといけない。体がリングに対して正対していないのも問題で、これはおそらく右手しか使えないというのが根本的な原因になっている。 |
3:18 | ハイポストのプレーヤーとそのディフェンスの位置関係を見れば、この角度から入れるよりも右サイドに流してそこから入れたほうが入りやすい。ボールを持ったときに焦ってしまうとこういうパスをしてしまいやすい。ディフェンスが目の前にいても焦らずにプレーできる技術が必要。 |
3:28 | 抜けていないのにレイアップステップをしてしまった。こういうときはギャロップかもしくはパワードリブルで入り込んでいかないとシュートは打てない。 |
3:49 | 指先のタッチはいい。コントロールされているという印象をうける。 |
4:07 | ドライブに対して右足を引いてしまっているが、このときに足を引かずに右にスライドステップできるとオフェンスをとめられる。 |
4:21 | 確かにディフェンスが離れているのでシュートがうてるタイミングではあるが、この流れならできれは他の見方にボールを触らせてからシュートをうつようなオフェンスにしたかった。ボールに触れないというこでとは大きなストレスになる。入ったからいいけど。 |
4:29 | ボールを見ながら。相手を見ながら。 |
5:29 | 相手のスピードを考えたら、もっと別のディフェンス方法があるはず。 |
6:24 | この片手パスは要注意。やるんだったらもっと速くてディフェンスの頭の横を通すようなパスでなければいけない。この場面ならできればチェストパスでいってほしい。 |
6:38 | モーションが大きい。もっとコンパクトにできるはず。 |
6:53 | また右サイド。 |
6:59 | ローテーションがうまくいっていない。5人で一つのボールを守るという意識。 |
7:18 | 右手でドリブルをついていると右側からボールを上に持ってきてパスすることになる。ここで少し遅れる。左手でドリブルしていれば、まっすぐチェストパスができる。レシーバーが受け取るタイミングが早くなって、ディフェンスのズレを作りやすくなる。 |
7:21 | 右サイドのディフェンスが自分によってるのでキャッチした瞬間にパスしてやればいい流れでシュートがうてる。キャッチの前に周りの状況を確認しておかないといけない。 |
7:23 | シュートの質は悪くない。 |
7:39 | 足元がフワフワでシュートフェイクにかかってしまっている。このような場面で相手がしてくることは二つ、シュートかドライブ。ディフェンスとしてはドライブに備えた準備をしておく必要がある。足元をしっかり固めながら(ドライブに対応するための準備をしながら)シュートチェック。ただしジャンプはしない。ジャンプしてもシュートブロックはほとんどできないので、跳ばずにスライドの準備をしておく。 |
7:45 | こういう頭越しのパスはカットされる危険性が高い。しっかりとピボットで体を入れてからパスを出したいところ。基本はチェストパス。 |
7:50 | スペースが開いている状態でパスを受けたのに、攻める姿勢になっていない。ミートの時点でリングのほうを向き、ドライブにいくぞという気持ちを見せると、ディフェンスが警戒して下がる。それがないとこの場面のように張り出してくる。 |
7:52 | このように腰をひねって出すパスはスピードがでない。それどころかずっと続けていると腰に負担がかかって痛みを生じるようになる。この場面ならそのままチェストパス(もしくはチェストパスでバウンド)すれば腰をひねらずパスができる。そのほうが腰をひねらなくて良い分早い。 |
7:53 | 自分がシュートうつよりも、中に走りこんでいる選手にパスをしたほうが確率が高いシュートがうてる。 |
7:58 | シュートは決めたものの、足元が不安定。下がるのではなく、向かっていくジャンプができなければいけない。 |
8:16 | 他の選手が走ってくるのが遅かった。右サイドががら空きなので、そこに後ろから走りこんでくれば簡単にレイアップができる。 |
8:18 | 切り替えが遅い。次のプレーを考えてプレーできていないとこういうことになる。 |
8:23 | ファウルできるくらい相手の動きが見えているのであれば、ボールをはたきにいけばいい。ボールをはたきにいった結果失敗しても(ファウルになっても)、この場面であればしかたがない。 |
8:58 | 手と足がバラバラ。 |
9:09 | 足元がふわふわ。つまり重心が高い。だからボールに対する反応が遅れる。 |
9:13 | 片手パス。パスの前にディフェンスが走りこんできてるのを見ていないといけない。見えていれば、パスフェイク→自分が攻めるふり→ディフェンスよって来る→パスという感じのプレーができる。 |
9:31 | ただ動いているだけで相手が全然ひっかかっていない。全てのプレーは相手あってのものなので、相手の動きをよく見ながらプレーできるともっとよくなると思う。 |
9:33 | パサーは腰をひねって片手でパスを出そうとしている。NG。 |
9:35 | 片手のパス。前に誰もいないので両手で強くパスを出したい。 |
9:46 | 体が浮いている。前回の試合でたくさん転んだのも、この重心の高さが原因。 |
10:49 | こういうときは左手でドリブルをしながら右側を見るようにしなければいけない。右利きの人は特に。 |
10:55 | この瞬間にパスがさばければ外でノーマークのシュートがうてる。しかし下を向いているので見えていない。外の人も、ディフェンスがよることを予測して、早めに呼んだほうがいい。呼ぶとディフェンスも反応するからできれば呼ばないほうがいいけど、ボールマンが見えてないんだったら呼ぶしかないね。 |
10:57 | これも同じく、パスすれば簡単にシュートがうてるのに、下を向いているから見えていない。 |
11:41 | このとき左手でドリブルがつければ、すばやく前を向くことができるし、ディフェンスのスティールも防げる。 |
11:44 | うまくかわしているように見えるけど、このステップの踏み方だと足に相当な負担がかかる。すぐ疲れて動けなくなる。 |
11:57 | 片手のパス。その前のディフェンスは足元が不安定。 |
12:03 | このタイミングのシュートは無いね。7割入るんなら話は別だけど。シュート得意そうだけど、セレクションは考えるべき。 |
12:58 | 近くにいる選手がボールを入れるようにしないと攻めるのが遅くなる。相手に準備する時間を与える。休む時間を与える。無理にパサーを決める必要はない。 |
13:13 | 左足を踏み出して右手でパスっていう動作が良くない。腰がねじれるから大きなパワーが出せず、しかも遅い。左足→右足というミートでボールを受けて、そのままチェストパスをすればよかった。 |
13:14 | ディフェンスかなり近く、ゴール下にスペースがあいている。この状況なら、シュートフェイク→ドライブを狙う。当然、ドライブのあとは誰もこなかったら自分でシュート、ヘルプがきたらあわせのパスというイメージを持つ。 |
13:24 | もっと早めにマークマンをつかまえたい。 |
13:31 | なかなかいいドリブルをついているとは思うけど、ダブドリくさいのがいくつもある。このドリブルもそう。ディフェンスも「ボールを持った」と感じているから動きを止めている。審判によっては吹かれないかもしれないが改善したほうが良い。特に左手でつくときは注意。 |
14:07 | このパスはNG。 |
14:32 | 抜けていなかったのでこの瞬間にパスアウト。 |
15:37 | いいディフェンスができている。あとは相手が止まった瞬間にスティールできれば完璧。 |
このパス、よくないね。 | |
ディフェンスがマンツーなのにゾーンみたいに感じる。追いかけていなさすぎるような感じ。ボールマンに全然プレッシャーがかかってないので楽にプレーさせてしまっている。ディフェンスは守るんじゃなくて攻めるという意識が必要。 | |
22:03 | 鋭い!いつもこういうドライブができるといい。 |
22:21 | このくらいのチェストパスができるといいね。 |
22:25 | このミート→ドライブ→パスアウトって動きを真似するようにしよう。 |
22:44 | 相手が近いなら、あいている手でおさえればいい。自分の領域を守るために近寄ってきた相手を押す感じ。 |
22:59 | 簡単にクロスステップをしてしまうとこういうことになるので、できるだけ足は大きく交差させたくない。逆足のクロスステップが効果的かもしれない。 |
微妙なパスが増えてきた。私の集中力も切れてきた。 | |
29:44 | シュートフェイク→ドライブ→パスがいい。1対1の技術をもっと磨きたいね。 |
30:14 | このチェンジはカットしてくれと言っているようなもの。ここでインサイドアウトができれば抜ける。 |
30:35 | これはやらないほうがよかったかもしれない。 |
30:51 | その距離でジャンプしてもあまり意味なし。チェックにいかないなら、せめて跳ばないようにする。 |
31:22 | ディフェンスの目の前をとおすパスは危険。 |
31:28 | このステップはトラベリングの危険性がある。攻めにもっとバリエーションがほしい。 |
みんな前髪長すぎじゃね? | |
31:59 | これだけの距離を離したまま半身になることにあまり意味は無いので、きちんと正対しておきたい。この状態で右(自分の左)にドライブされたら簡単に抜かれてしまう。正対が基本。 |
32:12 | せっかく直前に体をあてたので、ここはバックターンでシュートしたい。 |
32:35 | 目的はなんとなくわかったけど外の選手がまだ人任せな感じだからうまくいかない。中の選手も演技力を磨く必要がある。 |
32:36 | モーションが大きすぎたのでカットされてしまった。 |
33:03 | ジャンプパスを多用するとこういうことになってしまう。このパスは一度跳ぶとキャンセルができない。 |
33:48 | 左手のドリブルもいけるじゃないか。そういえば左手のパスもできていたので、あとは慣れの問題か。 |
33:49 | バウンズパスだとワンテンポ遅れる。だからブロックされてしまっている(シュートフェイクがあればいい)。そのままアンダーハンドパスか、相手はもうパスが来ることを予測しているからパスフェイク→自分でシュートが良い。 |
34:52 | ピボットがふわふわしている。これがトラベリングにつながる。 |
35:34 | いい流れのオフェンス。やはり3人以上からむと見ていても気持ちがいい。 |
36:00 | 離れた位置で手を上げても意味が無い。 |
36:32 | こういうインサイドアウトができるようになると簡単に相手を抜ける。 |
37:06 | 相手は意識的にジャンプミートをしているのがわかる。こっちもやったほうがいい。 |
38:17 | 相手が全然かかってないので、やり方を考え直したほうがいいような気がする。 |
39:04 | 体は入っていたから、レイアップステップではなくてパワードリブルで押し込めばシュートがうてる。 |
39:10 | 重心が低いのがわかる。こういうドリブルは安心してみていられる。 |
39:20 | 逆に重心が高い。見ててひやひやする。 |
39:51 | 普通にもらったほうが早いね。 |
39:58 | このシュートは完全に止まれていないので良くないシュートだった。中から外に出てきてシュートっていうのは難しい。 |
40:22 | 左手でドリブルできないとこうなる。 |
40:40 | 相手はチェストパスでパスをつないでる。 |
40:41 | スクリーンアウトができていない。 |
40:47 | なんで前に誰もいないのにディフェンスがいるところにパスを出してしまっている。ここは自分でドリブルでいって、ディフェンスを引き付けて逆サイドにパス。 |
41:28 | レイアップステップじゃないほうがよかったかもしれない。 |
42:05 | 普通に上からのパスでいいんじゃないかと思う。 |
42:43 | こういうシュートフェイク(ゆっくりな感じのシュートフェイク)からのドライブができたら簡単に抜ける。 |
43:01 | ここで左にドライブ。 |
44:41 | 自分のマークマンをさがすよりも先にボール。捕まえるのが遅いのが問題。 |
45:27 | 完全にディフェンスが遅れているので、カウントを狙いにいきたいね。 |
46:23 | いいプレーだけど、周りが見えていない点は気になる。4番が走りこんでいるので、それを見てからこのプレーをやってもよかった。 |
49:12 | 攻めるのが遅くなってしまう。 |
49:22 | バウンズパスだとシュートチェックが間に合ってしまう。 |
50:18 | 完全にひっかかっていないのに少しぶつかると大きくズレてしまう。ぶつかってもお構いなしに追いかける意識。 |
52:04 | プレーヤーやってみないか? |
52:31 | 姿勢から、肩の力が抜けているのがよくわかる。いいプレーができているから肩の力が抜けているのか、肩の力が抜けているからいいプレーができるのか。 |
55:04 | ここでは無駄なピボットだけど、このくらいできるように練習したほうがいい。重心が低いピボットね。 |
55:39 | いいシュート。この片足ぴょこんがポイントなんだよね。 |
56:58 | 目の前にいる人の動きを無視したプレーになるとこうなってしまう。一番危険なのは目の前のディフェンスなので、その人の動きを一番よく見なきゃいけない。そしてそのディフェンスに対応した(ディフェンスの裏をかくような)動きをしなければいけない。でも自分がやりたいことが先行してしまって、周りの動きを無視して動くとこうなる。周りがこう動いているから自分がやりたいことを実現するためにこう動くという順番でないといけない。まずは周りを見ることから。次はそれに対応することを考える。そして実戦で試す。練習からそういうことをやらなければいけない。 |
57:45 | 味方ばかり見てディフェンスの様子を伺ってない。こういうオフェンスは守るのが楽。 |
1:00:25 | こけたときに起き上がるのが遅い。 |
1:01:29 | このくらいの早さでパスをまわしたい。 |
1:02:16 | 体をひねったままプレーするNG。一歩ピボット踏めばいい。 |
1:03:34 | しっかり予測できてるし、相手よりも早く動けている。ただ、クロスステップ。このタイミングで動けるなら、スライドステップでコースに入ったほうがいい。クロスだと切り返しに対応できないから。 |
1:04:30 | ディフェンスが近いのでうってはいけない。相手がチェックする気なかったからうてたものの、前に手を伸ばされたらボールがはたかれる。 |
トレーニングレポート
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