「ミスしたくない」と強く想えば想うほどミスをする

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最近チームのメンバーにトラベリングで悩んでいる選手がいます。ドリブルを付く前に軸足が離れてしまったり、軸足がずれてしまったりすることが多いです。たまにそうなってしまうのならそこまで悩まないでしょうが、何度も繰り返してしまっているので本人もかなり悩んでいるようです。

おそらく今は「トラベリングしないようにしよう」と強く考えている状態だと思いますが、彼がトラベリングを改善するためには、「トラベリングしないようにしよう」と考えるだけではダメです。そうではなくて、「どういう体の動かし方ならミスにならないのか」を考え、それを実行しようと考えなければいけません。

今回なら「トラベリングしないようにしよう」と考えるのではなくて、「軸足を離す前にドリブルをつこう」というふうに考えるわけです。「トラベリングしない」といったミスのイメージで考えるのではなく、「軸足を離す前にドリブル」といった改善のイメージ。そういうものを考えながら練習します。

何かミスをしてしまったときに「ミスしないようにしよう」と考えてしまうことが多いですが、いくら考えても、強く意識しても、結局同じミスを繰り返してしまうことが多いです。それは「具体的な改善のイメージ」が持てていないことが原因の一つだったりするので、ミスしないために必要な動き(プレー)はなんなのかを考え、それを実行しようというふうに考えることでミスが改善されていきます。例えば「パスミスしないようにしよう」と考えるのではなくて、「こういうパスはミスにつながりやすいから、こういう動作でステップをしっかり踏んでパスを出そう」みたいに考えていたほうがいいということですね。

改善するために具体的にどういう動きをすればいいのか。どういうプレーをすればいいのか。そういうところまで考えられる人はあまり多くないようです。こうして文章にしてみるとごくごく当たり前のことでしかないんですけどね。

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