試合になるといつもどおりのプレーができない

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試合になるといつもどおりのプレーができない。そうなってしまうのは「応用力」が身についていないからです。練習ではうまくできるんです。でも試合になるとダメ。私自身がそうだったのでその感覚はよくわかります。

普段の練習と試合との違いは何か。それは「未確定要素の多さ」にあります。普段の練習はやることが最初から最後まで決まっています。メニュー化された練習などはまさにそうですね。最初から最後までやることが決まっています。ランニングシュートをやれば、ディフェンスがヘルプにくることもなく普通にシュートにいけるわけです。だからある程度「決まりきった動き」「機械的な動き」をすることでなんとかなります。

5対5をするにしても、いつも練習している相手と同じ相手でやるわけですから、「どういうプレーをするか」とか「どのくらいの速さで動くか」とか、そういうことはすでにわかっています。確定している要素が多いんです。

しかし、試合になると未確定要素がダントツに多くなります。いつもとは違う相手で、どんなプレーをしてくるかも、どんな速さで動くかもわからない。ドリブルからレイアップを狙いにいっても、いつディフェンスがチェックにくるか、ブロックにくるかわからない。どのタイミングでディフェンスがプレッシャーをかけてくるかわからない。

そうすると自分の中にある「決まりきった動き」や「機械的な動き」では対応しきれなくなります。自分ができる動きのバリエーションが少ないからです。それでなかなかうまくプレーできないということになる。

未確定要素の多いいつもとは違う状況にとっさに対応していく。そういう能力が必要です。そしてそれがバスケの「うまさ」です。その能力を高めるためには、ただ用意された練習をこなしているだけでは足りません。新しいことにどんどん挑戦し続け、様々な状況を経験しておくことが大切。

できるだけ多くのことを経験し、「できること」を増やしていけば、選手としての器が大きくなっていきます。器が大きくなれば、受け止められる状況も増えていく。様々な状況に「とっさに」対応できるようになる。そうすれば試合になっても良いパフォーマンスができるようになります。

一朝一夕でできることではないですが、長期的な視点で考えて練習していきましょう。

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