トリプルダブル(triple double)

トリプルダブル(triple double)とは、得点、リバウンド、アシスト、スティール、ブロックショットの５つの項目のうち、３つの項目で二桁の数字を残すことを言う。２つの項目で二桁の記録を残した場合はダブルダブルと言う。例えば２０得点、１１リバウンド、１０ブロックショットならトリプルダブル達成、１２得点、８アシスト、１０スティールならダブルダブルを達成したことになる。

例に上げた数字を見ればわかるとおり、なかなか達成できることではない。二桁得点はシュート５本と考えればそう難しくはない（もちろん簡単でもない）ような気がするが、１つの試合で１０個以上のリバウンドを取る、１０個以上アシストをする、１０個以上スティールをする、１０個以上ブロックをするというのはなかなか難しい。達成できたなら、それはオールラウンダー、ゲームのキーパーソンの証と言えるだろう。

NBAの現役選手では、ジェイソン・キッドがミスタートリプルダブル（Mr.triple-double）と言われるほどトリプルダブルの記録が多い。現役選手の中ではダントツで１位、歴代では３位。現役選手以外の選手では、60年代から70年代にかけて活躍したオスカー・ロバートソン（トリプルダブル回数歴代１位）、80年代に活躍したマジックジョンソン（歴代２位）。バスケットの神様と言われているマイケルジョーダンはトリプルダブルの記録はそう多くはない。