どこの筋肉を鍛えればいいですか
バスケにはどこの筋肉が必要ですかとか、シュートを届かせるにはどこの筋肉を鍛えるほうがいいですかとか、ジャンプ力を上げるにはどこの筋肉を鍛えるのがいいですかとか、そういう筋肉系の質問もよくもらいます。バスケにはどこの筋肉が必要かと言われたら「全部」の筋肉が必要なんですが、特定部位の筋肉を意識しすぎるのは動きに偏りを生んでしまうのであまり良くないような気がしています。
シュートも特定部分の筋肉を使うのではなくて、全身を使ってシュートします。ジャンプも特定の筋肉だけを使うのではなくて、全身を使います。ドリブルも、パスもそうです。
特定部位を鍛えるというよりも、全身のバランスを大事にしてほしいと思います。仮に手首を鍛えまくったとしたら手首にだけに頼ったシュートになってしまうかもしれないし、ふくらはぎだけめちゃくちゃ鍛えたら、足首に頼った動きになってしまうかもしれません。もちろん筋力がアップすることでプラスになることも多いですが、そこの筋力が強くなければバスケができないということではないですから、全身をうまく使ってもっと上手に動けないからまずは工夫してみてほしいです。
筋力が強くなれば簡単に問題が改善されるということも私は何度か経験していますが、プレーがうまくいかない本当の原因は筋力の無さではないことが多いです。特定の筋肉を鍛えるというよりも、もっと全身に視野を広げて総合的に考えてみるといいのではないでしょうか。
トレーニングレポート
トレーニングした"翌日"の試合で、突然「当たりに強く」なり、「シュートが飛ぶ」ようになり、「動きが素早く」なる。そんなトレーニングメニューを、レポートにして配布しています。普段のコンディショニング、体の強化にぜひご利用ください。詳しくは、こちらのページをご覧ください。
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