理想のシュートフォームについて

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以前、理想のシュートフォームについて書いたことがあります。今読み返すとけっこう変なことを言っているなと思ってしまいますが(笑)、旧・バスケスキルアップ講座では人気の記事です。3年前に書いた記事ですが、私自身の考え方もかなり変わってきました。ということで、今考える理想のシュートフォームについて書いてみようと思います。

まず、何を基準にして「理想」というのかについて。「形」を基準にするのであれば、例えばマイケルジョーダンのシュートフォームが理想的であるとか、コービーブライアントのシュートフォームが理想的であるとか、そういうことを考えて「真似」をすることができます。でも、シュートにおいて最も大切なのは「入ること」です。仮にコービーのシュートフォームを真似したとします。それでコービーと同じくらいシュートが入るようになったとしたら、それは素晴らしいことです。でもそうならなかったとしたら、そのシュートフォームは理想的なシュートフォームではないということになります。

一人一人体格も筋力も考え方も性格も違います。なので、ある形を示してこれが理想的なシュートフォームだということはなかなか言えないのではないかと思います。誰かのシュートフォームはその人にとってだけ理想的で、自分にとっての理想のシュートフォームは、結局自分自身にしかわからない(見つけることができない)ということです。運動生理学的にこっちのほうが効率的な動きをしていそうだ、というようなことは言えるだろうし、私自身の中にも「良い動作」と考える動作はありますが、その法則に外れる動きをしながら高確率のシュートを決める選手はたくさんいます。そういうことを考えても、目に見える形だけが全てではないということがわかります。

私はシュートフォーム(シュート動作)も大事だけど、メンタルやシュートに対する考え方といった、精神的なもの、目に見えないものも大きく影響を与えていると考えています。もちろん「良い形(よいシュートフォーム)」を追求するのは悪いことではないし、動作の工夫は今後も継続して続けていくべきですが、それプラス「自信を持ってシュートをうてるか」「決める自信があるか」「自信を持つにはどうすればいいのか」といったメンタル面へのアプローチも考えてみる必要があると思います。また、目に見えづらいものとしては上半身の動きだけでなく「脚力」への視点も必要です。脚力が強い選手はシュートも力強く安定しています。

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